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過去の出来事で喧嘩になる男女
男女の喧嘩に女性側が↓こんなことを言い始めてヒートアップするシーンってありませんか?
「あなたはあの時だって、あぁだったし!!」
「この前も、〇〇してたじゃない!!」
これを言われた男性は、
眉間にしわを寄せて、
うっとうしそうにあしらいはじめて、
その態度を見た女性は
ますますヒートアップして、
「向き合ってくれないってことは私のことはその程度なのね!!」
と言いだす。
よくある男女の喧嘩パターンだと思います。
今日は、男性が過去の話を嫌がる心理についてお伝えしていきたいと思います。
男が過去の話を嫌がるのは男性性が原因!?
男性の性質に、未来を見据えて遠くを見ることが備わってます。
これは、狩猟時代の名残りで
明日明後日の食糧を確保してきた彼らは、
常に未来を見て「明日はどこに狩りへ行ってなにを仕留めて」ということに永遠とエネルギーと頭を使ってきたんだと思います。
狩りというのは、
近くを見ていても獲物はいませんから
遠くを見て進んでいきますよね?
ですから、男性は、
基本的に未来思考だし
問題解決の性質も強いので、
なにかトラブルやアクシデントが起きると過去のことよりも、
「今この目の前の問題をどう解決するか?」
にエネルギーを使います。
常に常に展開や拡大を望むのが彼らの生き方であって
よりよい発展を目指して、
まるでロールプレイングゲームの主人公のように
ステップアップしていきます。
ゲームではステージが進んでいけば、
過去にクリアしたステージに戻って
回遊することってあまりないと思いません?
なにか用事がない限り、
クリアしたステージは男性からすると
「攻略済み」になるので、後ろに向いて進む必要はないと考えます。
女性の言い分は過去に基づく
ところが、女性はそうではなく、遠くを見るよりも近くを見ることに長けています。
その理由は女性は、古代から子育てを営んできた採集民族なので、
近くで子供がどんな調子か?をよく看てきました。
過去のデータを積み上げておくことで、
子供になにか異変があったときに、
とっさに対応ができるためには
過去のことを思いだす必要があるんです。
この違いわかりますか?
男性とは違って、
女性は性質に育む精神があるからです。
子供の調子が悪くなってるのに、
新しいことばかり試していては
子供を守れないリスクが生じます。
この間は熱をだしたから、
今回もそうかしら?と、
常に過去の経験や出来事と対話をして、アイデアを閃きその場を乗り切るやり方なんです。
このように女性にとって、
まだ見えない未来よりも、
もっと現実的な目の前のことを
着実に危険なくこなすことが何よりも大切。
さらに、女性脳の記憶の仕方にはエピソード記憶といって、
「出来事+感情」がセットになって記憶がされやすい。
感情的に怒ると、それに似た出来事や「あのときの感情」を芋づる方式にズルズルと引っ張り出してきてしまいます。
たとえば、いま目の前で
夫が脱いだ服を散らかしたとします。
2回目だとします。
一見、一つの出来事のように思えるので、
「脱いだ服は片付けてね」ってなるはずですが、
女性の記憶の働きとして、「また、脱いだ服を散らかして」になるんです。笑
「また」「この間もやってたわよ」「いつになったら改善されるのよ」
など。
このとき、すでに過去に
夫が脱ぎ散らかしていた記憶が
同時に引っ張り出されて
今の出来事とセットになって蘇ってくるんです。
だから男性に怒るとき、
「前もそうだった」「あなたはあのときもそんな態度だった」
と言ってしまいがち。笑
女性からしたら、
思い出された事実をそのまま伝えているつもりですし、
「できてないよ!」と注意をしてるだけのつもりですが、
これがね〜、
男性にとっては「責められている」と受け取ります。
もはや、責められている印象しか残らず女性が本当に言いたい部分↓
「ちゃんと脱いだ服は片付けて欲しい」は、全く伝わらない悲劇となります。汗
男性は解決思考だから過去の話が苦手
男性は解決思考なので昔起きたことは、
「その時に解決済み」
というハンコをすでに押します。
それをいま、同じ失敗や出来事であっても、
「前もこうだった」と言われても、
「それはそれ、これはこれ」
と考えるのが男性だと思います。笑
だから「また」とか、
「前もこうだった」と言われると、
なんだかワザと嫌味を言われてるように受け取ってしまいます。
男性は自分のやってることに対して、攻撃されてると受け取るんですね〜。
だから、過去のことを持ちだして
やいやい言われると、
とたんに面倒に思えるしウザイなーってなります。
ふつうにそのまま、
「片付けてね」と言えばいいものを、
「また」とかって言われること自体、
素直じゃないとか
可愛げがないって受けとられてしまうんです。。
なんということでしょう。
そんなときの男性はたいてい、こう言いたくなります↓
「それは過去のことで、もう終わってる話だろ?」
「またその話かよ、しつこいよ」
そもそも男性は過去の細かいことはあまり覚えてないですし、
「解決済み=納得してもらえたから何もワダカマリはない」と認識しています。
ところが、女性は、
とことん納得しない性分のような気がします。笑
女性は、「なんであなたはこうなの?」って一度思い出すと、
それに似た出来事を過去の記憶から探し出して現実にすべて投影していきますから、
不満がぶわぁ〜っと出て止まらなくなります。
これもそれも、
男女の脳の働きや性質の違いです。
男性が過去の話を持ち出されて、
やいやい言われることを嫌うのは、
解決済みの話をしても無駄だと思ってるし、
必要のない話をしてなんになるの?
って思ってるからです。
話が進んでいかない(展開していかない)ことをひどく嫌うのは、
男性は合理的で、無駄を嫌い、未来を見ているからです。
生産性がないって感じてるんだと思います。
でも、女性は、
過去も今も境界線がなく感情や情緒がすべてです。
感情が納得していなければ、
たとえ過去の出来事であっても「いま」なんです。笑
過去のことをひっくるめて、
「あなたはどうするつもりなの?」
が女性の言いたいこと。
ですが、このように
すれ違ったまま背を向け合っていては、
お互いに疲れるだけで、なにも解決に至りませんよね?
じゃあ、どうしたらよいか?
過去の話と折り合いをつけるには
一番ベストな方法はまず、コトが起きた時に未来へネガティブな感情を引っ張っていかないように、
嫌だったことや悲しかったこと、
やめてほしいと思ったことは、
その時に解決しておくことです。
形上、解決させるのではなく、
もちろん女性側の感情的な納得感が必須です。
そのためには?
常に、自分の本当に伝えたい気持ちを明確にしてる必要がありますよね?
たとえば、服を脱ぎ散らかしてる件だと、
素直に言いたいことを表現するとなると、
「服を脱ぎ散らかしていると、子供が真似するかもしれなくて、それが不安に思うからやめて欲しい」
「きれいに片付けた後に、散らかしている光景を見ると、片付けてスッキリした気持ちがなえるから嫌だ」
など、本当に言いたい素直な気持ちのこと。
これを、「片付けてよ!!」とか、
「また散らかして!!」は、
女性の「わかって欲しい気持ち」が全く伝わらない
=感情が納得しないです。
とにかく、女性に覚えて欲しいのは、
①自分の感情を納得させること。
②「私の気持ちをわかってくれた」という安心感を得ること。
この安心感を、
コトが起きた時にその都度得ていくことがポイント。
そう、女性は、やいやい過去のことを言いたいのではなく
「自分の気持ちをわかって欲しいだけ」
女性が不満に思ったり不安になったりするとき、
本当に伝えたいのはただこれだけ。
わかって欲しいだけ。
だから、女性は常に、
「私は自分の気持ちをパートナーにわかって欲しいんだな」と念頭に置いておくこと。
なんでこんなに怒ってしまうのかな?って思った時は、
「私は自分の気持ちをパートナーにわかって欲しいんだな」です。
パートナーにもそれを伝えたらいいです。
「私は自分の気持ちをあなたにわかってほしい」と。
むしろ、この一言だけでことは収まるはずです。
男性へは、やいやい言いたいのではなく
「気持ちをわかってくれたら安心します」ってことを教えたら良いです。
お互いの性質や脳の働きは変えることはできません。
変えようとするのではなく
上手に生かして付き合っていくことが大切です。
でも、それを扱えるようになるには、
このようなメカニズムを知って
自分の気持ちや本音や
かわいい部分を自分で
内観して知ってないと扱えないですね。
まずは、自分の気持ちを素直に見つめてコトが起きたら、
伝えられるようになりましょう!
ということで、素直になれない悩みも個別セッションで対応してまーす!